本(定期)

December 30, 2017

2017年のあいだに読んだ本を思い出しながら感想をだらだらと書くだけの日記。永遠にWIPなPost。 そもそも、本の感想を書くって行為自体が、自分には致命的に向いていない気がするぞ 🤔


水野仁輔、『いちばんおいしい家カレーをつくる』

カレーのレシピ本。この著者の数あるカレー本のうち、最近のもの。

週末に作れるぐらいの手間で、おいしいカレーが家で生産できたらよさそうだと思って買った。 省力化よりも、ふつうに手に入る材料と器具、そして基礎的な知識でどれぐらいおいしくできるか、というDIYカレー道の入門書に思えた。

  1. 欧風(……と日本でおぼろげながらカテゴライズされているタイプのふつうのカレー)
  2. インド風(同。こちらのほうがちょっと外食っぽい)
  3. ファイナルカレー(両者のいいとこ取り)

という3つのレシピしか出てこないので、無駄に迷わなくてすむ。 僕みたいに料理のことがさっぱりわからない人間にとって、スパイスの炒め方や野菜ペーストの作り方、玉ねぎの炒め方ぐらいから丁寧に(冗長すぎるぐらいに)書かれている本書はぴったりかもしれない。 コラムの部分は目が滑ってしまって、あまり読んでいないけど……。

基本形からはじめようという気持ちで何回か作ってみた。 松本研カレー部のことをちょっと思い出した。

シャーロット・コットン、『現代写真論 新版』

現代の写真とはいったいどのようなアートの形態なんだろうか、ということについての本。写真を8つのカテゴリに分けて論じていく。
(どちらかといえば、自分がどんな感じの写真を好むかということを知りたかったがために買った。なので、ちゃんと読めていない。)

J.アドラー、V.ドーレン、『本を読む本』

「積極的な読書」の意義と、そのための方法論をテーマとした本。 原著は1940年代に出たらしい。 眠さと引き換えに、威厳と堅さ、体系立った読書術という点が今でも光っていると思う。 2017年にあえてこの本を読む必要があるかというと……1

読書には4つの段階があるとしている。

  1. 初級読書
    • 文字通りの文意を捉えられる、構造を理解できること。
  2. 点検読書
    • 次の段階に進むかどうかを判断するためのもの。
    • 全体の構造を捉えるための「組織的な」拾い読み、など。
  3. 分析読書
    • 時間が十分にあるとき、一冊のみで完結できるなかでは精密な読み方。
    • 『著者と折り合いをつける』、『本を正しく批評する』という項が特によかった。
  4. シントピカル (syntopical) 読書
    • ある主題に関連する書物を探し出し、それらを横断的に読み、自身の論考を構築するような段階。
    • 学士号を持っているならこれはできてほしい、らしい。

という具合なので、書かれていることは実用的かつ普遍的。

個人的には、本を読むのは興味と、念のため色々知っておきたいという実利的な面の2つが理由である場合が多い。 だから、この本で書かれているような人生を豊かにする知的な営み、という大層な扱いは、気分によっては重苦しく感じる。 一方で、念のため性と、買った本はとりあえず読むという行動ルールもある。 そこで、点検読書という概念のリファレンスができたのは、無駄な時間を減らすのには役立ちそう。 前からそれっぽいことをしていたのでは?というと、そうかもしれないけど。

あとこういう本について触れると、後になって未来の自分を後ろから刺すことになりかねない。

五十嵐淳、『プログラミング言語の基礎概念』

通称CoPL本。 プログラミング言語の基礎概念なので、意味論や型システムの数学的扱いを学ぶもの。

オンライン演習システムが生きているうちに完走できるだろうか。 今のところ、第2章まで解いて寝かせてある(寝かせるとわかる、というわけではない)。

ジョセフ・ヒース、『啓蒙思想2.0―政治・経済・生活を正気に戻すために』

『反脆弱性』と対立しそう。感想はWIP。

ナシーム・ニコラス・タレブ、『反脆弱性』

反 啓蒙思想1.0。「反脆弱性」という概念の発明および歴史からの再発見について。

分厚い、寄り道ばかり、繰り返しが多い、やたらと強い表現が多い文体の訳、特定の話題・集団に対する内容(教育システム、医療、健康法)への執着とそれらについての若干の自然主義的誤謬っぽさ、など、ノイズが多い本だった。

読んでいて、「小さな変動に対して頑健、長期的には、負のブラックスワンによる損失より正のブラックスワンによる利益が大きくなるようなオプションを持てる性質」を試されている感じがした。

WIP…

ちゃんとしたことを書けるように、読書記録をつけないとな〜。Kindle版を買った本なら、ハイライト部分を読めば思い出せるんだけど。


  1. 「よくある読書術の本じゃん」って感想が出かけたところで、シントピカル・リーディングについてみんなが誤解したままな理由:アドラー『本を読む本』 という記事があった。 [return]